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2009年10月14日 (水)

新型インフルエンザ対策(2)

新型インフルエンザ対策(1)】の続き

昨日私が受けた“インフルエンザ対策サポーター研修”。

主催者は、こうも言っていた。

「恐れる前に私たちにはやれることがある。知ることは考えることの始まり。私たちは学ぶことで自分を自分でサポートすることができ、家族を、周囲をサポートすることもできる」

さらに、その場に同席していた看護師も「感染者の看護をしても、私自身は感染するつもりはありません」との力強い言葉。何とも頼もしい。

改めて、家族、周囲ができる「感染対策(予防)」について簡単にまとめると、以下の通り。

手洗い・手指消毒(薬用石鹸を使用した15秒以上のこすり洗いと十分なすすぎ)

マスク、咳エチケット

うがい(ヨウ素系うがい薬ではなく、水でうがいをした方がよい)

※「水うがいの効用」についての記事はコチラ(2008年11月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20081126-OYT8T00356.htm

厚生労働省のホームページにある「新型インフルエンザ あなたの?に答えます(予防編)」という動画も手洗いの仕方が詳しくわかるのでオススメ。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2725.html

でも何より私が今回もっとも、なるほどなあと感心したのは、“ ガウンテクニック ”という考え方。

これは、病院などの医療機関において、医療従事者を感染から守るテクニック。

でも、単なる“テクニック”ということではなく、そこから「意識することの重要性」ということに気付かされた。

外出すれば、当然自分の衣服の外側は外気(ウイルス)にさらされる。だから、家のなかに入る前に、上着を脱いで裏返しに持ち、外側に付着したウイルスを払い落してから家のなかに入れば家のなかにウイルスを持ち込まないことになる。

この考え方は、ほかにも応用できる。

例えば、咳エチケットとして、咳やくしゃみをするときは、ハンカチなどで鼻や口をふさぐ。もし、そうして顔にあてたハンカチをそのままポケットにしまうとどうなるか。

いくら入念に手洗いをしても、そのハンカチでそのまま手をふけば、ウイルスがまた手に付くことになる。

さらに、ハンカチがそのまましまわれることで、清潔だったポケットの内側にウイルスが付く。これでは、いくら新しいハンカチに取り換えても、ハンカチをポケットにしまった時点でハンカチにウイルスが付いてしまう。

言われれば当たり前でも、指摘されなければ私はきっと無意識のまま、ハンカチをそのままポケットにしまっていたにちがいない。全く意識していなかっただけに、ハッとする。

無自覚のまま、しっかり予防しているつもりでも実はまったく無防備ということは他にないだろうか。あれこれ頭に思い浮かべる。

「意識する」ということでは、次の本もオススメ。

病気の魔女と薬の魔女
岡田晴恵著(学研)

著者である岡田晴恵さんは、国立感染症研究所にお勤めの現役ウイルス研究者。

新型インフルエンザと薬との関係が魔女になぞらえて書かれた創作ファンタジー(小学生から読める)で、人類とウイルスとのこれまでの歴史や、これから何をどう気をつけていけばいいかが、とてももわかりやすく書かれていて含蓄に富んでいる。

インフルエンザを知らないという人は、多分いない。ほとんどの人が身近に感じるくらい、ありふれた病原体。

でも、このありふれた病いは、過去に幾度となく世界的な大流行を引き起こし、一度に数千万人の命を奪うほどの力を秘めたウイルスでもある。

改めて、

「恐れる前に私たちにはやれることがある。知ることは考えることの始まり。私たちは学ぶことで自分を自分でサポートすることができ、家族を、周囲をサポートすることもできる」

肝に銘じたい。

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» 「病気の魔女と薬の魔女」 [Chez MOMO日記]
お友達のteteさんが紹介してくれた、「病気の魔女と薬の魔女」を読みました。 ホメオパシーの考え方は(ホメオパシーだけではないですが)、「病気になるのは、ウイルスのせい」や、「病気は悪」や、「病気は薬(ワクチンや抗生物質)で治る」や、「ワクチンを接種することで、インフルエンザに罹らない」と言う、今の日本社会の一般的な考え方とは、ちょっと異なるのですが、信頼する友の推薦書だから、そんな先入観は持たずに読んでみよう、と思い、読んでみました。著者の岡田晴恵さんとおっしゃる方は、国立感染症研究所の元研究員... [続きを読む]

受信: 2009年10月21日 (水) 19:11

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