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2009年10月 8日 (木)

遠くを見る目、近くを見る目

遠くを見る目、近くを見る目

↑ 「すげー大きいカマキリいたぞー。どこだ、どこだー」

遠くを見る目、近くを見る目

↑ あそこで脱穀したんだね、ぼく。

写真は、先週末の、【ホールアース自然学校】の【森と田んぼのようちえん】にて。

【写真 その1】
見つけた大カマキリを探すのに夢中な子どもたち。
カマキリ、カマキリ、カマキリ~!!
もはや周りの景色は目に入らない。

【写真 その2】
高台から自分たちが脱穀した畑を眺める息子。
脱穀しているときには気づかなかった山々が目に入る。

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今週は、仕事を通して「さまざまな見え方」について考えさせられる。

たとえば、「幸せ」…

そこで、私が印象に残った次の話からご紹介。

これは、日本体育協会公認アスレティックトレーナーかつ日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学スタッフ・セーリング)でもある春山信三さんからもらったメールの文面。

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臨床心理士の方の新聞での内容を要約したものですが、

「幸せ」には3つの種類があるようで…

1つ目は、仕事・お金・家庭も恋も全て手に入れるという「幸せ」。よくある成功マニュアル本の多くのタイプ。

2つ目は、捨てることで手に入れる「幸福」。欲望を捨て、精神的に成長することで自然と見えてくる「幸せ」。宗教的には一般的な考え。

3つ目は、人生のどん底をなんとか耐え、心の平安をぎりぎり保つ「幸福」の知恵。

この 「 3 」 が危ないそうで、間違えると電車に…崖っぷちに…ということにもなりかねない。その時に大切なことは、脱同一化。
一歩下がって自分を眺める。例えば「死にたい自分はそこ、私はここ」と大きな声を出して言う事が大切なんだとか。

まあ自分を俯瞰的に見ることですよね。いつも患者さんに良く言ってます。

人のことはよく見えるが、自分のことはよく見えない。だから、時々客観的に見てノートに書いてみるといいと…。

スポーツ選手には大切なことなので話しますが、これは全員に言えることだと。
仕事でも何が辛くて何が嫌なのか明確に書くと案外落ち着くものです。

私は別の形で実践していますが、ノートに書くということでは変わりません。

不安や心配事をノートに書いて眺めてみると何故か安心するんですよね。

そうすると先が見えてくるものです。

何かの参考に…。

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春山さんは、こうも言う。

自分の仕事で一番大切なことは、患者さんの心が元気になるためのきっかけ作り。

それさえ上手くいけば治療は半分以上が成功。心が元気になれば、悪かった体調が嘘のように良くなるのだと。

その人の考え方は本人自身にしか変えることができない、そういう意味では、その人を直接助けることはなかなか難しい。

でも、直接は難しくても、その考え方や生き方を変える手助けはできるはず。それがゆくゆく本人自身を変えていくことになるのだと。

「できない」とき、「難しい」とき、その人に一番の癒しや勇気を与えるのは、そばにいて寄り添っていてやることなんじゃないだろうか。

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今回、私も仕事を通して

「元気を出せ」
「いい意味であきらめろ」
「気にするな」
「遠くを見ろ」

いただいた、さまざまなありがたいアドバイス。

でも、

元気がないときに、
あきらめられないときに、
気にしているときに、
近くしか見えていないときに、

元気出せとか、
あきらめた方がいいとか、
気にするなとか、
遠くを見ろとか、

言われても、わかっていても、すぐにそうするのは難しい。

遠くを見る目、近くを見る目。

どうしたら、そんな “ 目 ” が持てるのだろう。

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夜、闘病中の親にいつもの電話。

「具合はどう? 大丈夫?」

「あんたこそ、大丈夫? 疲れた声」

親には何でも見破られる。
かくかくしかじか、ポツポツ話す。

「期待してたから、がっかりしたのよね」

静かで愛情こもったそのものズバリのその言葉。

…ああ、そうだったんだ。私は期待してたんだ。
私はがっかりしてたんだ…

「あんたはあんた。自由にやればいい」

私は私。
思うようにすればいい…。

急に目の前がひらく。

遠くが見えてくる。

 
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「できない」とき、「難しい」とき、その人に一番の癒しや勇気を与えるのは、そばにいて寄り添っていてやること…。

改めて、春山さんの言葉をかみしめる。

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コメント

とても共感しました。
適切な時に、適切な立ち位置で言葉をかけられる心がけ、大切にしたいです。

しかし、カマキリ騒動には全然気づきませんでした。
近くしか見えていなかったんだな、私。

投稿: momoe | 2009年10月 8日 (木) 22:21

共感してもらえてうれしいです。
ちょっぴりのゆとり、遊び、のりしろが、いざというときの自分を守ってくれるんだなあとも思いました。

投稿: tete | 2009年10月 9日 (金) 13:54

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