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2011年2月 7日 (月)

不死の薬 (2)

富士山といえば、

その名前の由来の一つとなったのが、

竹取物語のなかに出てきた「不死の薬」。

「愛がなければ、不死の薬は必要ない」と、その薬は御門によってこの世で一番高い山の頂上で燃やされる。

確かに、「不死の薬」があっても幸せだとは言いきれない。

けれど、父には抗がん剤の苦しみから解放され、

充実した人生をさいごまで母と満喫してほしい。

母にも、父と一緒に心から笑える日々を過ごしてほしい。

そんな思いでいたところ、

「不老長寿の薬膳」として、高級中華食材として名高い「ツバメの巣」と出会う。

腹水の影響で食欲がない父が口にしやすく、胃の負担が少ないもの・・・

「ツバメの巣入り杏仁豆腐」などというレシピも見つけ、

これだ!

と、私の心は舞いあがる。

思い切って、高級中華食材ツバメの巣のネットショップで、産まれて初めてツバメの巣を購入。

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届いた「ツバメの巣」は、黄色とオレンジ色で暖色系。

さっそく、レシピに従って、ツバメの巣を1時間ぬるま湯につけてふやかす。

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ふやけたツバメの巣は、やわらかくなってコリコリ、プニプニした手触り。

細かく小さく割いていく。

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ほぐしたツバメの巣は、乾燥ナツメ、乾燥竜眼、乾燥クコの実、砂糖とともに、弱火でコトコト煮込む。

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「杏仁豆腐のもと」に、それらを加えて、冷蔵庫で冷やして出来上がり。

保冷バッグに入れて、早速、車で両親のもとに届けると、

目を丸くして驚き喜び、ありがとうありがとうと言いながら口にする父。

ツルンとした舌触りに、プチプチした感触のあるのがツバメの巣。ツバメの巣自体は無味無臭。

一口食べて、美味しかったとスプーンを置く父。

一口分でも、有効成分よ、父の身体で最大限その力を発揮せよ!

私は強く念じる。

しばらくすると、目をつむっていた父が目を開き、

「ややや、不思議なことに食欲が出てきた、もっと食べよう」

と、みるみる杏仁豆腐を完食。

食欲がなかった私も、そんな父の姿に触発され、完食。母も完食。

今日も、親から元気をもらう。

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コメント

よかった、本当によかった。
tete父さま、元気になぁれ!

投稿: momoe | 2011年2月19日 (土) 20:58

momoさんの杏仁豆腐に触発され、私も奮起。勇気を、機会を、食材をありがとう〜!

投稿: tete | 2011年2月19日 (土) 21:50

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