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2011年6月の8件の記事

2011年6月25日 (土)

形見

形見

父が亡くなり、2ヵ月。

最愛の父を見送ったあと、私は高熱で倒れ、としくんも高熱を出し、よしくんも肺炎で入院。

としくんが学校でトラブルを起こし、トラブルに巻き込まれ、毎晩遅くまで夫婦で話し合い。

復帰した仕事でも苦戦が続き、結果も出ず、見通しも立たず。

そして、いつも顔を合わせる度に笑顔でエールをくれていた仕事仲間、Tさんの死。

助けて…。抱きしめて…。

なんど天を仰いで、父にそうつぶやいただろう。

私の左手首には、父の腕時計。

ここぞというときの手紙には、父の万年筆。

手帳には父の写真。

このblogに載せた写真は、なんと父のパソコンのマウス。

パソコンの電源を入れると、ヘッドライトがつく粋な仕様。

走り出しそうなこのマウスを手にしながら、エッセイを書いていた父の背中が思い浮かぶ。

常にユーモアを忘れなかった父。

昨夜、仕事でつまずき、心が落ち込み、父を想い、涙にくれていた私。

としくんが近づき、「どうしたの?なんで泣いてるの?」。

正直に理由を言うと、

としくんは私を抱きしめながら、

「ぼくもそういうことあるから、よくわかる」と一言。

腕時計、万年筆、写真、マウス…だけじゃなかった父の形見。

私を抱きしめてくれているまだ細いとしくんの腕、温かな体温、心配そうな眼差しを通して、私は父を想い、思い出にひたり、眼差しに癒される。

落ち着いた私は、まだ少しとしくんに甘えたくて、

「会社でも嫌なことがたくさんあったの」と言うと、

「たくさんって、いくつ?」ととしくん。

思わぬ返しに、私はいや〜と言いながら、「よく考えたら、1つぐらいかな」。

「たくさん」ではなかったことには特に触れず、

「それはどんなこと?」ととしくん。

かくかくしかじかで誰も賛成してくれないどころか、批判されて大変だったんだよ、と答えると、

「ぼくも、それには反対だな」ととしくん。

私は、えっ、反対なの? としくんまで!?

とショックを受けていると、私の心を読んだかのように、

「だってお金がかかるでしょう。もっといいやり方があるんじゃない?」。

|||(-_-;)||||||

確かに…

おっしゃる通りで二の句が告げない私。

このシビアさは、誰ゆずり?(笑)

優しく頼もしく、やんちゃでお調子者で甘えん坊。

ありがとうね、としくん。

頑張るね、パパ。

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2011年6月20日 (月)

家出

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この前の休日。

ちょっと 家出してくる、

と言い残して

としくんが家出。

家出……というより、入獄?(笑)。

自分の別荘に入られ、ウサギのフレッドが戸惑うように

庭のすみからとしくんを見つめる。

わずか数秒で終わった家出。

私も、庭の犬小屋に家出したことがあったっけ。

なんだか懐かしさも込み上げてくる光景。

いつかとしくんも

フレッドのにおいや、頬をなでる風、金属の柵の感触とともに

この家出のことを懐かしく思い出すのかな。

おかえり、としくん。

家出はどうだった?

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2011年6月19日 (日)

3年目

3年目

キュウリを育てるようになって3年目。

今年の収穫第1号!

2号、3号、4号、5号も、

まだ小指の半分ほどの大きさながら、あとに控えてる。

去年なら、

ベクレルは……

などと心配しないで、

この立派なキュウリを、

鈴なりキュウリを、

無邪気に喜んでいただろう。

これからは、

心配しつつ、

自然の恵みを喜びつつ、

感謝しながらいただこう。

よしくんは、

もう少し大きくなってからね。

としくんは、

一口ぐらいでね。

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2011年6月18日 (土)

起きているときに

起きているときに

6月16日(木)、

目覚ましよりも早く目覚めたとしくんが、

トイレ!

と行って、一階に下りて行ったきり。

戻ってこない。

不審に思って下に行くと、

台所でカチャカチャ、物音。

そっとのぞくと、家族みんなのパンを焼き、お皿に乗せているとしくんの姿。

初めて、としくんが用意してくれた朝ごはんをパチリ。

ありがとう、いただきます。

その夜、

改めて、としくんに

今朝は嬉しかったな。ありがとうね。

お礼を言うと、

ぼく、こんなに喜ばれると思わなかったと

ぼそっと呟いて寝息を立て始める。

私はハッとする。

最近、やんちゃぶりに拍車がかかり、学校でも家庭でもよく注意される、としくん。

朝ごはんを作ってくれたのは本当に嬉しかったけど、

あなたがいるだけで、

そのままでいるだけで、

本当は、それだけで喜ばしいことなのだと。

そのことを私はちゃんととしくんに伝えてきているかしらと、自問する。

私は

としくんの

いつだって味方だよ。

寝顔に語るんじゃなくて、起きているときに伝えよう。

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2011年6月14日 (火)

ここから

ここから

よしくん、お誕生日おめでとう。

6月13日、この世に生を受けてから、1年の月日が経ちました。

カメラを向けたら、

指が偶然 “1”。

お兄ちゃんのとしくんが発見して、大騒ぎしながら教えてくれました。

としくん、よしくんが笑顔で元気だと、

お母さんは、なんだってがんばれそうな不屈のパワーを得たような気持ちになります。

としくん、よしくんが、熱を出したり、元気がなかったりすると、

どうしたのだろう? どうしよう? どうにかしないと…と、

お母さんの心は揺れて、心細くてたまらなくなります。

いまは過去に例を見ない大変な世の中です。

みんなが暗闇のなかで灯をともそうと模索しています。

世界から日本から東京からここから、

笑顔の輪を広げていけるといいよね。

よしくん、お誕生日おめでとう。

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放射能と子育てワークショップ

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6月11日(土)、

地元の文化交流センターで開催されたのは、

【お母さん、お父さんのためのワークショップ「放射能と子育て」】。

13時半~16時半。

子育て中の親を対象に、自分の中にある「放射能のある環境下での子育てで不安なこと」へ目を向け、自分の考えをまとめるワークショップ。

ワークショップに参加した帰り道、

道端には、みずみずしいアジサイや鮮やかな黄色い花。

なんとなく、希望の象徴にも見えて、思わずパチリ。

今朝(6月13日)の、NHKの7時のニュース「おはよう日本」で、

このワークショップの模様や、一連の勉強会に参加されたお母さんたちへのレポートなどをまとめた特集が放映。

長時間のワークショップのごくごく一部の映像が、情報をどう受け止めて判断していくといいのか、視聴者とともに考えさせるような構成の中、真摯に扱われていてホッとする。

同じような思いを持つ人たちと、意見や想いを交わして、自分たちでできることに取り組み続ける。

そんな草の根運動が、これからは主流になっていくのだと思う。

重厚長大型のエネルギーに過度に依存してきた生活(社会)から、

地域に根ざした等身大で持続可能な生活(社会)へ。

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2011年6月 8日 (水)

バナナミルクセーキ

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今日の夕ごはんのときに、

お母さんにも

特製バナナミルクセーキを作ってあげる!と言って、

いそいそと作ってくれたとしくん。


そんなとしくんは、

学校も学童保育クラブも

嫌なことばかりで、

全然楽しくない。

毎日ぼくの中に怒りがたまる。

嫌なことがブロックみたいに積み上がっていく。

先生が何を言っているのかわからない。

友だちがバラバラになってつまらない。

1年生のときに担任だったK先生は、ぼくが廊下を通るときに限って窓の方を向いているんだとさみしそう。



そんなとしくんは、

友だちをぶったり、けったり、悪口を言ったりすることもあるらしく、恐い目つきで授業中先生に刃向かうこともあるのだそう。

そんなとしくんは、

今夜はよしくんが早めに寝てしまったのを喜び、

私の膝の上にすわって、弟みたいに夕ごはんを食べさせて!と甘えておねだり。

そんなとしくんは、

力の強い友だちにけられて怪我をしてきても、それを言うともっとぶたれてしまうから言わないでと悲しそうな顔で訴える。

そんなとしくんは、

私の表情が曇るといち早く察知して、「怒らないで!」「怒ってほしくない!」と必死に追い縋る。

そんなとしくんは、

大好きなポケモンに手紙を書いたら、ぼくに会いに来てくれるかもしれないと思いつき、期待に胸を膨らます。

いろいろなとしくん。

どんなとしくんが顔をのぞかせても、ありのまま、しっかり受け止められる親でありたい。



としくん、

今日は、バナナミルクセーキを

ごちそうさまでした(*^_^*)

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2011年6月 5日 (日)

退院して

退院して

なかなか熱が下がらなかったよしくんが、

肺炎で入院。

点滴の管とつながっているよしくんは、目を離すとすぐにチューブにからまる。

私もよしくんと一緒にサークル付きベビーベッドで寝泊まり。

そして、母や義母に付き添いをお願いして、日中何度か病院から出勤。

としくんは入院中、毎日違う友人宅で夕食、宿題、お風呂。

泣き言言わずにがんばったとしくん。

同じ病室の子どもたちは、みんな肺炎。三歳と一歳の女の子。

最初はみんなぐったり、苦しくて泣いて、ご飯も食べられず、またそれで泣いて…だった子どもたち。

日が経つにつれ、身を起こし、笑顔が増え、ご飯を食べ出し、おしゃべりもにぎやかに。

子どもたちの回復ぶりが嬉しく、頼もしく、私も子どもたちの真ん中に立って、手遊び歌を披露。

よしくんは、通常0.4のCRPという炎症度を示す値が9.4。

レントゲンで肺炎と診断。

それでそのまま入院になったけれど、看護師さんに“ハイテンション君”と名付けられるほど最初から元気だったよしくん。

24時間の点滴。抗生物質。時間になると運ばれて来る病院食と薬。

前は感謝の対象でもあったそれらのことが、今は“ブラックボックス”にも感じる。

本当に24時間も点滴は必要だったのか、レントゲンで無用な被曝をさせたのではないか、病院食の食材はどこから調達しているのか、わからないことだらけ。

退院したよしくんは相変わらず元気。

震災を機に変わった自分の意識のありかたにまざまざと向き合う。

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