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2015年4月27日 (月)

広尾学園のICTカンファレンス 〜公開授業編〜

この前、自宅の水槽をメンテナンスしていて思い出す。


そういえば、前はよく、家の部屋の壁が水槽だったらいいのになあと、思っていたことを(^^)。


そして、実際にそれを実現していた学校があって驚いたことを!!!


それは、昨年秋にICT カンファレンスを開催した広尾学園を訪れた時のこと。


広尾学園は、東京都港区南麻布にある私立中学校・高等学校で、最近とても人気がある中高一貫制の共学校。


大正時代に設立された時の名前は「順心女子学園」。女子校だった。


その学校が、生徒1人に一台のICT機器を提供し、それを活用した授業改革を行っていると聞いたので、足を運ぶ。


公開授業をしている教室に行くために乗ったエレベーターを降り、廊下を曲がった途端、目に飛び込んできたのは、大きな水槽。


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水槽越しに授業参観・・・(^^)。


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いいなあ。わが家では窮屈そうなエンゼルフィッシュが、ここではのびのび泳いでる。そんな淡水魚の隣は海水魚。


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ちょっと授業内容は頭に入らず、魚に夢中でごめんなさい(^^;)。


次の授業は、水槽のないクラスに移動。少し落ち着く(笑)。


様々なカバーをかけた自分専用のICT機器を使いこなしている生徒さん。


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理科の実験では、熱を加えた物質の変化の様子を映像で記録。


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熱された物質は中心から色が変わっていき、ちょっとした歓声が上がる。


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でも、せっかく間近で変化を目の当たりにできるチャンスなのだから、できればディスプレイ越しではなく、自分の目で、鼻で、耳で、その変化を直接、丸ごと捉えてほしいなあと思う。


そして、実験は続き、物質の質量の変化を手元のICT機器に入力すると、前方のホワイトボードにその数値が表示されていく。


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複数のグループで実験して得られた数値が記録されていくと、その数値は一直線に並んでいく…


…はずなのに、あるグループの数値だけが際立って違う位置に表示されたので、これは測定方法や記録した数値に何らかのミスがあったのではないかということが推測できる。


こういった場面では、感覚ではなく、論理的に正しいデータと言えるかどうかが大切になるので、ICT機器を使うとその検証がしやすい。


学びには、


なぜ雨雲が雨を降らせるのかという仕組みや原理を追究するサイエンスの学びと、


同じ雲を見ているのに、その雲の形からイメージするものは人によって違うのはなぜだろうということを追求するヒューマニティーズの学びがあって、

どちらも大事だと私は思う。


先の水槽も、水のPHの数値を保つための工夫や、魚の性質から混泳に向く魚の組み合わせを考えることもあれば、


なぜ水槽を見てるだけで癒されるのだろうかと考えたり、安全なこの水槽の中と、敵もいるが遥かに広い海の中では、どちらが魚にとって幸せなのだろうかと考えたりすることもある。


子どもたちには、サイエンスとヒューマニティーズの両方の側面から物事にアプローチする機会を持ってもらいたいと思うけれど、


一つの結論が出やすいサイエンスと、答えが複数あったり、答えそのものが出なかったりするヒューマニティーズでは、ヒューマニティーズの方が分が悪くなりやすい。


こういった教育的な側面は、ICT機器、ICT技術を取り入れることでどう考えていくことができるのか。


午後は、「広尾学園のICT教育」というテーマで、ICT機器、ICT技術を取り入れることによる教育の新たな可能性について、大変興味深い話を聞くことができた。


それはまた明日。


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