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2015年4月21日 (火)

ミヤコワスレの花言葉






父の命日の今日、


花を手向けに行きたかったけれど、いろいろあって叶わず。


それでも今日は仕事は休んで、


一日出かける予定を遅らせてくれた母の元へ。


到着した私を母は庭へといざない、いま見頃の花を次々に説明してくれる。


中でも懐かしい思いがあふれてきたのは昔から父が好んでいたミヤコワスレ。


…「都忘れ」なんて、どうしてそんな名前がついたのだろうと不思議に思っていたけれど、


調べてみると、「ミヤコワスレ」は、承久の乱で佐渡に流された順徳天皇がこの花を目にすると、都への思いを忘れられるとのことで付いた名前なのだとか。


さらに、まさに今日、4月21日(民放の日)の誕生花なのだそう。


花言葉は「しばしの憩い」や「別れ」。


小学生だったころ、学校や友だちとの間で悲しいことがあると、よく大声で泣きながら家に帰った。


涙があふれてくると同時に、自分がどんどん小さく小さくなっていく感覚に包まれ、なんて自分は取るに足らないちっぽけな存在なのだろうと無力感でいっぱいになる。


その時の私にとって「ミヤコワスレ」と同じように辛さを和らげてくれたのが、父の穏やかな笑顔と母の叱咤激励。


パパ~…>_<…と泣きじゃくる私に、大丈夫だ、と言いながら微笑み続けた父。


少なくても、自分はここではかけがえのない、大切な存在だと思われていて、私は私でいいんだ、大丈夫なんだと思えると、明日は明日の風が吹く、と気持ちを切り替え、踏ん張れた。


親にとって、そんな私も「ミヤコワスレ」のような存在だったのだろうか、と今日想う。





傷ついたであろう息子を想って哀しみ、自分の不甲斐なさを嘆き、大切なものを突如失うことになったさみしさと後悔で胸が張り裂けそうな、この春の日々。





笑顔で手を振って母と別れた後、


小学生だった自分に戻って、


大声で泣く。泣き叫ぶ。


泣いたって何も変わらないのはわかっているけれど、構わずに。





ちょうど涙が乾いたころ、学校帰りのとしくんと遭遇。


今日は学力テストもあったし、運動会のリレーの選手を決めるための100m走のタイム測定もあって、疲れた~!


でも、最後の最後に自己ベスト更新。学年で2番目に速いかも、オレ。すごく嬉しい。ゴールしたら、Kくんが抱きしめてくれた。痛かったけど、嬉しかった。


私の中で、とても深い傷を負ったはずのとしくんは、そんなことがあったとは信じられないくらいひたすら前向きで喜びに満ちていて。


ああ、ここにも「ミヤコワスレ」が咲いていると、しばし憩う。

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