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2015年12月16日 (水)

この秋読んで、オススメの本 その1

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◆『金融探偵』 池井戸 潤著 (徳間文庫)




ちょっとしたお金の流れから、人の考えや暮らしぶりを読み取る。



意識しないと何とも思わないことも、見る目があればいろいろ読み解ける面白さを堪能した一冊。


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◆『樹木ハカセになろう』 石井 誠治著 (岩波ジュニア新書)


樹木へのリスペクトと愛と関心の高さが随所に感じられる本。


特に興味深かったのは、「はじめに」の部分に書かれた内容。


春になると目を楽しませてくれるサクラ。でも、花が終わると、毛虫が発生し、その毛虫を嫌がり、毎年消毒や駆除が行われている桜の木。


ところが、当事者のサクラは、ケムシを嫌がっていないどころか、むしろ積極的に葉っぱを食べさせているのだとか。


むしろ、葉をケムシが食べてくれないと困るサクラにとって、ケムシの駆除のために枝ごとバーナーで焼かれることは、ケムシどころか花も咲かせることができなくなる理不尽で酷い扱い。


そんな人間の思い込みによる愚かな善意を嘆くだけでなく、筆者がこの本を通して伝えたかったのは、「はじめに」の終わりに書かれたこの言葉なのではないかと思う。

 『一寸の虫にも五分の魂』ということわざのとおり、虫だけでなく、樹木にも生き物としての存在理由があり、私たちはおおいに恩恵を受けているのです。



その筆者の思いが、本書に書かれた具体的な都会の木のおかれている状況や、各地の木の様々なエピソードを通して伝わってくる一冊。

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◆『かあちゃん取扱説明書』 いとう みく著 (童心社)



誰もが思い当たることが書かれているんじゃないかと思えるほど、親近感、既視感を覚える本。


長男にもすすめたところ、読み終わった途端に「うちの場合は、とうちゃんの取説だね」と言ってきて、二人でニヤリ。


クスッと笑える面白さだけでなく、家族への理解や愛おしさも深まり、なかなか感じ入るところがある内容で、場合によっては職場の人間関係にも役立ちそうなコミュニケーションのコツまで掴める一冊。

 

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