カテゴリー「絵本・本」の33件の記事

2017年3月 2日 (木)

童話館ぶっくくらぶ と 絵本クラブ



毎月、お兄ちゃんにだけ本が届いてズルイ!!!


そんな不満を持つまでに成長した次男smile


ということで、およそ一年前、年長さんになってから「絵本クラブ」を次男のために申し込む。


長男と同じ「童話館ぶっくくらぶ」にしなかった理由はいくつかあるけれど、一つは「絵本ナビ」の宅配本サービスが気になっていたから。


申し込んでみると、見えてきたのはそれぞれの特徴や違い。

     

続きはコチラ →

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 1日 (水)

童話館ぶっくくらぶ



進級・進学に向けて、いろいろあるのが今のこの時期。


長男に毎月本が届く、童話館ぶっくくらぶからも、進級のご案内。






昔は、本が届くとすぐに開けて読み出していたけれど、最近は封も開けずにそのままになっていることも増えてきた。


どうする? 進級する? もうやめる?
の問いかけの答えは……


続きは、コチラ →

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年4月21日 (木)

童話館ぶっくくらぶ


今日で熊本の地震から一週間。


そして、今日は父の5回目の命日。


“どうにもならないこと” を前に、自分はどうしていけばいいのだろう……そんなもやもやした気分に一つの方向性を示してくれたのが、数日前に届いた「童話館ぶっくくらぶ」の封筒に書かれたこのメッセージ。

















「どうすればいいだろう」から、「『人として』生きるために、自分のできることはなんだろう」へ。


そして、封筒の中に入っていたのは、こんなメッセージ。









困難にぶつかったり悲しい思いに満ちたりしている時、本は、お腹を満たしたり、壊れたものを直したりというような直接的に役に立つものではないけれど、


本を読むと、似たような境遇の主人公に救われたり、今までなかったものの見方に気づかされたりして、勇気づけられたり、活力が得られたりする。


思えば、「たんぽぽコース」から始めた「童話館ぶっくくらぶ」もついに「大きいペンギンコース」に進級。配本予定の本の一覧の中には、すでに読んだ本、持っている本も増えてきて、年々増える変更依頼。それでも、まだ出会ったことのない本はたくさん。







今月届いたのはこの2冊。









わが家にある本を眺めながら、九州の子どもたちのために自分ができることを考える。






| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月22日 (火)

この秋読んで、オススメの本 その3





◆『アラスカ物語』新田 次郎(新潮文庫)

最初の圧倒的なオローラの描写から引き込まれ、起伏に富んだストーリーが幕を下ろした後もしばらく余韻にも浸れる重厚な物語。



様々な場面が強烈な印象を残すストーリーと同じく、大変興味をそそられたのは、実在した主人公「フランク安田」の生き様や人柄、そしてその主人公を見事に描ききった作者、新田次郎その人。



昭和49年に刊行されたにも関わらず、今でも新鮮に読め、胸が打たれる。



こんなに面白いとは思わなかったという想定外の感慨に浸れた一冊。








◆『鹿王』上橋 菜穂子(角川書店)

上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」シリーズや『獣の奏者』に続く最新刊。



これまでの作品が本当に素晴らしかったから、書店にこの『鹿王』が並ぶと、いやがうえにも期待が高まる一方で、その期待が裏切られたくないという思いもあって、しばらく手に取らず。



読みたいけど読みたくないという変なジレンマを抱えて悶えていた矢先、お互いのオススメ本の貸し借りをする仲(こういう仲を「本友(ほんとも)」と呼ぶらしいけれど)の印刷業者Aさんが、「すごく良かったですよー!!!」と持って来てくれる。



やれありがたし。しかし、Aさんが、「読むなら一気読みできる時がいいですよ」というので、まとまった時間が取れるまでジリジリしながらしばしお預け。



で、ついに遠出する機会に電車の中で読み始め……、寝る時間も惜しんで二日で読破。



物語なのに、人の業、政(まつりごと)、医術、人生についての良質な専門書を読んだような不思議な読後感。



はあ、やはり素晴らしかった……。



そして、Aさんには前述の『アラスカ物語』を貸し出し中(^^)。










◆『キャロリング』有川 浩(幻冬舎)

これほど、詳しくあらすじを書きたくない、人に言いたくないと思えたことはない一冊。



読書の醍醐味を味わえたというか、本を読むって、こういうことがあるから止められないとつくづく思えた本。



この本も友人が読んでみて、と貸してくれた本で、そういう出会いをもたらしてくれる友人にも心から感謝。



オススメです(^^)。














| | コメント (1) | トラックバック (0)

2015年12月17日 (木)

この秋読んで、オススメの本 その2





◆『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』万城目 学(角川文庫)


超面白い!と膝を打つエピソードが複数あり、誰かに話したいけれど(内容的に)話せないジレンマが味わえる楽しい一冊。


中学入試問題にも出されている本だけれど、さすがにあのエピソード部分は使われていないだろうなと思い調べてみたら、案の定。


きっと子どもたちも読んだら楽しいだろうし、盛り上がること請け合いのエピソードだけれど、やはりテストには出しにくいよねえ、と一人合点がいく。


面白いだけでなく、しっとりしたストーリーも味わえる、なかなか秀逸な一冊。








◆『我が家のヒミツ』奥田 英朗(集英社)


家族にまつわる6編の話が収められている本。


特に印象深かったのは、肉親を亡くし、遺された側の話が載っていた「手紙に乗せて」。


それから、個人の視点と夫としての視点が味わい深く描かれていた「妻と選挙」。


「誰にでも人生があるし、バックグラウンドがあるし、血のつながりがあるってこと」という台詞が身にしみた「正雄の秋」も心地よさのある読後感だった。


『我が家のヒミツ』というタイトルからは、ドラマティックでスキャンダラスな展開をイメージする人もいるかもしれないけれど、そういうものではなく、だれにでも訪れるような日常の中、あるいは日常の延長上の「ヒミツ」が楽しめる一冊。








◆『闘う君の唄を』中山 七里(朝日新聞出版)


私が、面白くてグイグイ読み進めることができたのは、後半の「えっ、そうだったの!?」というエピソードまで。


それまでは熱血な主人公に思い入れと共感ができていただけに、ちょっと残念。


主人公の真の思いや使命感には寄り添えても、後半のエピソードは受け入れがたいなあと何だか無念さを抱えつつ読み終えた一冊。








◆『ぼくがバイオリンを弾く理由』西村 すぐり(ポプラ社)


少しだけピアノをたしなむ身として、真に才能がある人には、音楽の世界がそういう風に見えているのか、という驚きが味わえた本。


才能は個人のものだけれど、周りとの関わりや環境も大事な要素であるということに気付かされる。


少年の挫折と周りの支援と本人の成長が描かれる、まさに青春の王道のような内容で、安心して爽やかな読後感に浸れる一冊。




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月16日 (水)

この秋読んで、オススメの本 その1

O0480067713420794030_2

◆『金融探偵』 池井戸 潤著 (徳間文庫)




ちょっとしたお金の流れから、人の考えや暮らしぶりを読み取る。



意識しないと何とも思わないことも、見る目があればいろいろ読み解ける面白さを堪能した一冊。


O0480072713430852606

◆『樹木ハカセになろう』 石井 誠治著 (岩波ジュニア新書)


樹木へのリスペクトと愛と関心の高さが随所に感じられる本。


特に興味深かったのは、「はじめに」の部分に書かれた内容。


春になると目を楽しませてくれるサクラ。でも、花が終わると、毛虫が発生し、その毛虫を嫌がり、毎年消毒や駆除が行われている桜の木。


ところが、当事者のサクラは、ケムシを嫌がっていないどころか、むしろ積極的に葉っぱを食べさせているのだとか。


むしろ、葉をケムシが食べてくれないと困るサクラにとって、ケムシの駆除のために枝ごとバーナーで焼かれることは、ケムシどころか花も咲かせることができなくなる理不尽で酷い扱い。


そんな人間の思い込みによる愚かな善意を嘆くだけでなく、筆者がこの本を通して伝えたかったのは、「はじめに」の終わりに書かれたこの言葉なのではないかと思う。

 『一寸の虫にも五分の魂』ということわざのとおり、虫だけでなく、樹木にも生き物としての存在理由があり、私たちはおおいに恩恵を受けているのです。



その筆者の思いが、本書に書かれた具体的な都会の木のおかれている状況や、各地の木の様々なエピソードを通して伝わってくる一冊。

O0480059113430852461



◆『かあちゃん取扱説明書』 いとう みく著 (童心社)



誰もが思い当たることが書かれているんじゃないかと思えるほど、親近感、既視感を覚える本。


長男にもすすめたところ、読み終わった途端に「うちの場合は、とうちゃんの取説だね」と言ってきて、二人でニヤリ。


クスッと笑える面白さだけでなく、家族への理解や愛おしさも深まり、なかなか感じ入るところがある内容で、場合によっては職場の人間関係にも役立ちそうなコミュニケーションのコツまで掴める一冊。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月30日 (水)

この夏 読んだ本 2/2

O0480062313420793337_2



『生存者ゼロ』 安生 正 (作) 宝島社文庫

こちらは娯楽で読んだ本。ぞわっとくるインパクトが味わえた一冊。



O0480059713420793243_2



『トンネルの森 1945』 角野 栄子 (作) 角川書店

作者の実体験がベースなのか、とてもリアルに当時の雰囲気と人々の心情の機微が味わえる一冊。

戦争の悲惨さより、その時代をたくましく明るく必死に生きた少女にスポットライトが当たり、少女から今の私たちが元気をもらい、理屈と感情の両面から同じ過去を繰り返したくないと思えた本。



O0480064213420793275_2



『説得は「言い換え」が9割』 向谷 匠史 (著) 光文社新書

出てくる例えがヤクザや大人の恋愛関連で、大人の読み物としてはウィットに富んだ面白さ。でも、ちょっと子どもたちにはまだ読ませられないなあ ^_^;。

「◯◯しなさい!」と指示を出すのではなく、「◯◯できるかな?」と質問の形にした方が、やる気を引き出す。

これは、早速息子たちに使ってみて、その説を実証済み(^^)。



O0480046813420793301_2



『もしも宇宙でくらしたら』 山本 省三 (著)、村川 恭介 (監修) WAVE出版

科学的なことが絵本の形でわかりやすく理解できる本。

宇宙が身近に感じられ、「来月は家族でちょっと宇宙旅行」、そんなことが実現しそうにも思えた一冊。



O0480058813420793322_2



『災害を生き抜く』 広瀬 敏通 (著) みくに出版

まさに帯にあるような、災害支援の現場から生まれた具体的な情報と助言が詰まっている本。

いざという時の大切なことや優先順位が自分の中で整理できる。



O0480064013430850483_2



『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木 飛呂彦 (著) 集英社新書

これぞタイトル通りの内容の本。

私はまだ読んだことのない漫画がたくさん登場。

「一般的な漫画術」というのがわからないけれど、この荒木飛呂彦さんがどうやって作品を描いているのかはよくわかった。




※※※




そして、気づけば、今日で9月も終わり。

締め切りに追われながら、今年はあっという間に終わりそう……^_^;。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月25日 (火)

この夏 読んだ本 1/2








『イニシエーション・ラブ』
乾くるみ作(文春文庫)



前にラジオで、「読んでみて本当にびっくりした」とパーソナリティの方が言っていたのを聞き、読んでみたいと思いつつ、手付かずだったこの本。


映画化されたこともあり、仕事の出先で立ち寄った本屋でふと購入。


どんなことで驚かされるんだろうと、いろいろ予想しながら一気に読む。


そして、最後のページをめくって、私もすごーくびっくり。面白かったぁ。







『NHK考えるカラス』
川角 博監修(NHK出版)



もしかして、こういうこと? の余韻に浸れる本。いわゆる「結論」や「正解」が書かれておらず、様々な人のいろいろな予想が書かれているのみ。


今までにない実験的な試みを形にした編集者の方に拍手を送りたくなる。


自分自身で確かめてみたくなったり、ずっと考え続けることができたりするから、そういうことが好きな人にはとても刺激的で面白いと思う。








この表紙にかぶさっていたのは、こちらの表紙。






『幕が上がる』
平田オリザ作(講談社文庫)



どうしても、ももクロの皆さんの顔が思い浮かんでしまうのだけれど、登場人物の心の機微が鮮やかに、爽やかに描かれていて、とても良い読後感。


自分にとっては未経験の出来事が書かれているのに、一つひとつ納得しながら読めるというか。


思わず、職場でお世話になっている本好きの印刷会社の人にも、この本オススメですと、一方的に貸し出してしまったほど。







『似ていることば』
おかべたかし文、やまでたかし写真(東京書籍)



まず、作者と撮影者の名前から似ていて笑ってしまう。


そして、ページをめくると、そこには様々な似ている言葉と、その違いを表す絶妙な写真、そして軽妙な説明が。


特に印象的だったのは、「こぼれる」と「あふれる」のページ。


容量が一杯になった末に外に出るのが「あふれる」。


涙は、「こぼれる」とも、「あふれる」とも言うけれど、感情が高ぶり、思いに満ちた末の涙は、「あふれる」なのだ。


そんな解説に、何だかいろんな感情がこみあげてしまった。







『家族スクランブル』
田丸雅智作(小学館)



どことなく、「世にも奇妙な物語」の世界観と重なる読後感。スッと読め、ウッとなる(笑)。確かに「新世代ショートショート」。


特に最初と次のストーリ、「隣のランタン」と「干しガキ」は、よくあるシーンが描かれた後の意外な結末に「うっ・・・・・・」。






『体育館の日曜日』
村上しいこ作(講談社)



登場人物(?)が、体育用具とそうじ用具。関西弁のやりとりも微笑ましく、子どもが喜びそうな内容。でも書かれていることは意外と深く、大人でも「なるほどねー」と思うかも。


この本、じつは近所の小学3年生の女の子が、「いま好きな本はこれ!」と、たまたま道端で会ったときに、わざわざ家から持って来てくれて貸してくれたもの。


いい本と出会えたことと、わざわざ紹介してたその気持ちがうれしい(^^)。







『ニューヨークで考え中』
近藤聡乃作(亜紀書房)



今年、6月3日のNHKラジオ第一「すっぴん!」で、ニューヨークから帰国していた作者の近藤聡乃さんのインタビューとこの本のことが紹介されていて、読みたいと思っていた本。

ふだん日本にいては気付かないようなことに、この本を通して気付かされる。たとえば、「あのかわいい平仮名なんだっけ?」と聞いてきた、作者のニューヨークの恋人。そのひらがなは、「ふ」。


「鳥が飛んでいるようでキュート」なんだそう。



なるほど、面白い! そして、ニューヨークには、ホタルがいることも、この本で知った。



ちなみに、作者の描くマンガは、以下のURLでも読めるそう。


http://akinokondoh.com/webcomics/
※ 2015年8月20日(木)更新の第80話からは、亜紀書房のWebマガジン「あき地」に連載の場が移動。






『宇宙兄弟』
小山 宙哉作(講談社)



そしてそして、第1巻から長男と楽しく読み、発売を心待ちしていた『宇宙兄弟』の最新刊とその前の巻。




ロマンと創意工夫と優しさがいつも味わえて、大好きな漫画。


最新刊が出たと知り、急いて買ったら、実はその前の巻を買っていなかったことに気づき、慌てて前の巻を買う。


そして、それを待ちわびていた長男に、「買ったよー」と送ったときの写真 (^ω^)。


今回も期待を裏切らない、というよりも期待以上の内容で、また最新刊が待ち遠しい~。








今回はここらへんで。


この夏読んだ本の続きは、またこんど。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2015年7月20日 (月)

6月に読んだ本






前回(→)に引き続き、6月に読んだ本。





『ハケンアニメ!』
辻村 美月作(マガジンハウス)


タイトルに「アニメ」と書かれているけれど、漫画ではなく物語。
仕事をする人の内側が丁寧に描かれていて一気に読んでしまう。
こんな熱い思いで自分自身も仕事をしたいし、同じ志を持つ仲間とも仕事したい、と思える一冊。
ちなみにタイトルの「ハケン」とは「派遣」ではないところもポイント。
※2015年本屋大賞第3位



『うたうとは小さないのちひろいあげ』
村上しいこ作(講談社)


短歌を題材に高校生たちの人間関係や心情の機微がていねいに描かれていて、最初から引き込まれる。
一度生まれた不信感や相手との溝を乗り越えるのは現実的にはむずかしいこともあるけれど、「短歌」という素材を用いながら、登場の心情の移り変わりに寄り添うようなストーリーが展開されていて、読後感が爽やかで心地よい。
また、物語に出てくる高校生たちが作った「短歌」が、推敲されるごとに良くなっていくプロセスも「言葉」がどのように磨かれ、輝きを増していくのかということがわかって面白い!



『億男』
川村 元気作(マガジンハウス)


宝くじで3億円当てた男性の話で、人間の欲というものに向き合う内容。
前評判は高かったけれど、私には目新しさを感じるところは特になく、物足りなさを感じた一冊 >_< 。
※2015年本屋大賞第10位




『長田弘詩集 はじめに……』
長田 弘作(岩崎書店)


今年5月に、75歳でお亡くなりになった長田弘さん。
長年読売新聞の「こどもの詩」の選者を務められていたから、新聞を開くたびに、今回はどんな詩が載っているのだろう、どんなコメントが添えられているのだろうと楽しみだったことを思い出す。
長田弘さんの文章は、私立中学入試問題にもよく出される。詩よりも、論説文、随筆、説明文などのジャンルの著者として。
この詩集を改めて読んで感じるのは、長田弘さんの眼差しが、日常にとことん向けられているということ。
圧巻なのは、「戦争がくれなかったもの」というタイトルの詩。
今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい。

抜粋して一部紹介すると、

「『……焼のり、焼塩、舐め味噌、辛子漬、鯛でんぶ、牛肉大和煮、
 ビスケット、バタボール、白チョコレート、コーヒーシロップ、
 ミルク、マーマレード、タピオカ、クラッカー、レモネード、
 紅梅焼、人形焼、人形町のぶつきりあめ屋の飴、草餅、
 小倉羊羹、砂糖漬けの果物、干菓子、干物類、黒豆』
 戦争にいった男の遺した、戦争がくれなかったもののリスト。」




『生活安全課0係 ファイヤーボール』
富樫 倫太郎作(祥伝社)


この本は、仕事ではなく好みで手に取った本。
登場人物のキャラクターと謎解きの妙が楽しめた。一気に読んで寝不足になった本。




『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
伊藤 亜紗著(光文社新書)

帯にあった「『見る』ことそのものを問い直す、新しい身体論」や、「<見えない>ことは欠落ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること」という言葉がそのまま内容を端的に表していた。
たとえば、文章の中に大岡山駅で待ち合わせて目的地に行くまでのエピソードがある。目の見えない木下さんと一緒に目的地までの緩やかな坂道を歩いていた筆者は、「大岡山はやっぱり山で、いまその斜面をおりているんですね」と木下さんに言われて驚く。
これまで全くその認識がなかったからだ。筆者は気づく。確かに、大岡山の南半分は駅の改札を「頂上」とするお椀をふせたような地形をしていて、目的地はその「ふもと」に位置していることに。

見える人が、ふだん行き慣れている道に、俯瞰的で三次元的なイメージは持てないのは、見える人の頭の中は、道中の様々な看板や人の波など、「視覚的な注意をさらっていくめまぐるしい情報の洪水」にさらされていて、「頭の中に余裕(スペース)がない」からなのだ。

そんな筆者の驚きや新たに認識したことが随所に書かれていて、自分自身への気づきも多くあった一冊。



『登山と日本人 』
小泉 武栄作(角川ソフィア文庫)


2001年に書かれた文章が修正、加筆されて文庫化された本。内容的には今の「登山事情」とは違っている点もあると思うけれど、これからも登山を楽しんでほしい、自然を守るためにマラソンのように山を走るトレイルランニングはやめた方がいいなど、山を自然を愛する筆者の思いがひしひしと伝わってきた一冊。










今月も時間の隙間に読書いろいろ。







読んだ感想は、また来月 (^^) 。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月19日 (金)

先月読んだ本

O0480048013325852755

仕事で使えそうな本を探して、日々本難民。


自分の好み優先で選ぶ読書本と、子どもたちに提供する教材として選ぶ本は、やはりちょっと違う。


何より使える範囲が一冊の中のほんの数ページ。
本一冊丸ごと読んでこそ魅力的な本もあれば、切り取った部分の内容は素晴らしくても全体的にはぼやけてしまう本もある。


ほかにもいろいろ制約があって、これぞ!という本に出会えるまでは何をしていても落ち着かない。


そんなこんなで先月読んだ本。


『エヴリシング・フロウズ』
津村 記久子作(文藝春秋)

こちらは、友人が「懐かしい思いに浸れるよ~」とお勧めしていた本。
確かに中学生である登場人物たちの繊細な気持ちがリアルに、丁寧に、そして淡々と描かれていて、まるで映画を観ていたかのような読後感。
どうでもいいようなことに胸を痛めていた当時がよみがえり、切なさや愛おしさも込み上げてくるような一冊。


『世界地図の下書き』
朝井リョウ作(集英社)

様々な事情を抱えた小学生の子どもたちが主人公。主な舞台は児童養護施設。
子どもたちの置かれた状況は一般的ではないけれど、誰もが思い当たる普遍的なテーマが描かれていて、結局はみんなひとりぼっちで生きているんだ、ということが、なぜかエールとして胸に響く作品。

『僕らが死体を拾うわけ―僕と僕らの博物誌』
  盛口 満著(どうぶつ社)

とてもエネルギッシュな本。読み進めながら、へー、ほほー、なぬ~っ!?などと、心の中でたくさんつぶやいてしまう。
ちょっと変わった生物の先生と、好奇心旺盛な生徒たちと一緒になって探究している気分も味わえる。イラストも味があってすごくいい。


『今を生きるための哲学的思考』
黒崎政男著(日本実業出版社)

つまり、これまでの「上から下へ」、「少数が多数を教える」といった教育のあり方が、ICTの導入によって変わっていくであろうということ。
読んだのは一部ではあったけれど、ネット上の「私」と、現実の「私」との境界線も考えさせられる興味深い内容だった。

「広尾学園のICTカンファレンス ~パネルディスカッション編~」の記事はコチラ →


『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』
福嶋隆史著(大和出版)

この本は、「本当の国語力?」「驚くほど伸びる?」ってどういうこと? と手を伸ばす。
書かれていたことは非常にシンプルで、「何を読むか」が大切なのではなく「どう読むか」が大切だとか、「国語力」とは「論理的思考力」のことだとか、そうそう、と頷きながら読み進める。
新しい発見ではなく、ふだん心がけていることの再確認ができた一冊。


『ダンゴムシに心はあるのか』
森山 徹著(PHP研究所)

久しぶりに知的好奇心が大きく揺さぶられた本。あのくるりんと丸まるダンゴムシに「心」があるのか、というタイトルからして面白い。
「心」と言うと、自分は嬉しいとか悲しいとかの心情を思い浮かべるけれど、この著者は「通常の行動が取れないような未知の状況に遭遇した時、当人も予想だにしなかった行動を取らせるのが『心』の働き」と定義する。実際、ダンゴムシを未知の状況に遭遇させる実験を行うと、確かにダンゴムシに「心」があると言える結果に。
後半は学術的な高度な内容で読み飛ばしながらの拾い読みになってしまったけれど、筆者の新しいものの見方と、それを検証した実験はとても興味をそそられる。もう一回読み直そうかな……。


『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― 』
菅谷 明子著(岩波新書)

2003年に出版された本にも関わらず、これからの時代に図書館の果たすべき役割が示されていて、まさに「未来をつくる」ための指南書として参考になる。
書かれている事例は、ニューヨークの公共図書館のことが中心で、市民が主役、図書館はサポート役というスタンスが明確。図書館の有する「情報」を有意義に活用してもらうことで、能動的な思考のできる市民を育むこと、それが図書館の使命なのだという矜恃がよく伝わってきた。
日本における図書館の利用価値とその意義についても深く考えさせられた一冊。


『アルケミスト―夢を旅した少年』
パウロ コエーリョ作(角川書店)

1997年に出版された世界的なベストセラー。物語の形をとった自己啓発本。
すごく良かったと感想を書いている人がいたので手に取ってみたけれど、私はそれほど「啓発」されなかったかな……。
今が内面的に「波乱万丈」なので、主人公のサンチャゴのような冒険よりも、穏やかな当たり前の日常が続く幸せの方を欲しているのかも ^_^;。



| | コメント (0) | トラックバック (0)